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2021年8月31日

小上がり和室とは?メリット・デメリット、後悔しないためのポイントを紹介

小上がり和室とは

最近、新築やリフォームで、リビングの一角に小上がり和室を採用する方がとても増えています。
リビングに小上がり和室のスペースがあると、おしゃれで、かつ、くつろげる理想的な空間作りが叶えられるからです。
ただし、小上がり和室を作るときには、広さや段差の高さといった、設計の際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。
今回は、小上がり和室のメリット・デメリットと、費用などについても、現役の建築士が詳しく解説したいと思います。

 

小上がり和室とは

 
 
 
 
 
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小上がり和室とは、段差をつけて部屋の一部を高くしたところに、畳のスペースを設けるスタイルです。
お客様も招くリビングは、家の中で最も洗練されたおしゃれな空間にしたい…。
一方で、本当は、寝転んでごろごろできるぐらい、くつろげる場所にもしたい…。
多くの人が抱える、そんな葛藤をクリアするための新しいアイディアのひとつが、小上がり和室と言えます。
リビングの一角を開放的な小上がりの畳スペースにするスタイルが主流ですが、仕切りを設けて半個室空間にしたり、掘りごたつを備えた和室空間にしたりと、活用の幅はさまざまに広がっています。

和室スペースをわざわざ小上がりにすることの最大の意図は、洋室スタイルのLDK部分と、和室部分の視線の高さを合わせることにあります。
仮にフローリングとフラットな高さで畳スペースを設けた場合、家具の配置や部屋の広さによっては、どうしてもテーブルやソファの「足元・地べたに座っている・寝転んでいる」という印象になってしまいます。
その点、小上がり和室であれば和室空間の視線が自然と高くなって、ダイニングテーブルやソファにいる人と視線の高さが合うため、お互いに違和感なく過ごすことができるのです。
フローリングやラグの上にゴロリと横になるのは抵抗があるけれど、一段上がった和室空間なら抵抗なく横になれるという方も多いのではないでしょうか。
小上がり和室には、フローリング部分からゴミや埃が上がらないため、清潔に保ちやすいという利点もあります。

▼小上がり和室を動画で見たい方は、こちらをご覧ください。

 

小上がり和室のメリット

小上がり和室 メリット

小上がり和室のメリットは、生活空間の高さを揃えることだけではありません。
広いリビングの中にあえて段差を作ることで、空間をうまく活用できるさまざまなメリットがあるのです。

 

メリット①:段差でくつろげる

小上がり和室最大のメリットは、やはりくつろぎのスペースを作れることにあります。
リビングの中に、気兼ねなくゴロリと横になってリラックスできる場所があると嬉しいですよね。
そして小上がり和室の段差もまた、くつろぎの場所として非常に重宝するのです。
小上がり和室の縁は、ひょいと腰を下ろして一息つくのにぴったりの場所です。
2人並んで、間にお茶を置いておしゃべりすれば、まるで古くからある縁側で過ごすような形になります。
腰掛けられる場所が大幅に増えると、部屋の中での人の配置が非常に自由になります。
テーブルで向かい合うよりも、ソファで隣り合うよりも気楽に、ゆったりとした自然なコミュニケーションが取りやすくなるのです。

 

メリット②:収納力がアップする

小上がり和室を作ることで得られるもう1つの大きなメリットは、収納力が大幅にアップすることです。
部屋の中にあえて段差を作るため、下の広いスペースを大容量の収納スペースとして活用できるのです。
小上がり和室は、特にリビングの一角に設けられることが多いです。
リビングというのは、すっきりと見せるために、大きな収納スペースを確保しにくい部屋です。
しかしリビングは生活の中心となる部屋なので、自然とたくさんの物が集まってくる場所でもあります。
そのためどうしてもリビングが散らかってしまうという方が多いのですが、小上がり和室の下に大容量の収納スペースがあると、非常に使い勝手がよく、重宝します。
ベッド下収納のように引き出し式にしておけば、リビングですぐ手に取りたい雑多なものをきちんと隠して収納できます。
奥の方のスペースも、ハッチボックスや置き蓋タイプの収納にすれば、普段それほど手に取る機会のないような書籍・アルバム・来客用の座布団などをしまっておくことができます。

 

メリット③:空間に立体感が出る

小上がり和室があると、空間に立体感が出るというメリットもあります。
広いリビングはのっぺりとした単調な空間になりかねませんが、小上がり和室があれば広い空間の中にメリハリが生まれます。

 

小上がり和室のデメリット

小上がり和室 デメリット

魅力的な小上がり和室ですが、いくつか知っておきたいデメリットもあります。
小上がり和室がこれからの暮らし方に合うかどうか、検討する際の参考にしてください。

 

デメリット①:子供やお年寄りには注意が必要

まず、ゆったりとしたイメージのある小上がり和室ですが、小さなお子様やご高齢のご家族がいらっしゃる場合には注意も必要です。
小上がり和室をお子様の遊ぶスペースとして検討される方も多いのですが、3歳くらいまでのお子様は転落の危険性があります。
お子様が小上がり和室にいるときは必ず側についていなければならず、お昼寝などの場所としても不向きです。
4歳くらいになればだんだん心配はなくなってくるので、ごく短い時期とも言えますが、子育てのために新築を検討される方も多いのでご注意ください。

また、ご高齢のご家族がいらっしゃる場合にも、ちょっとした段差でも上に上がるのが億劫で、和室スペースが使いにくくなる場合があります。
一方で、小上がり和室は車椅子からでも降りて腰掛けやすく、膝が悪い方なども気軽に腰掛けられる場所があると非常に便利という利点もあります。

 

デメリット②:リビングが狭く感じることがある

小上がり和室を設けると、置によってはリビングが狭く感じることがあります。
LDKのフローリング部分が狭くなって、ダイニングテーブルやソファが窮屈に収まる形になってしまうと、リビングが狭く、使いにくくなってしまいます。
また、小上がり和室の部分は他よりも天井が低く感じられるので、圧迫感が出てしまう場合も。
お部屋の広さや、天井の高さなど、その家の特徴に合わせた小上がり和室をデザインする必要があります。

 

デメリット③:お掃除ロボットは注意が必要

日常的にお掃除ロボットを活用されている方にとっては、小上がりの部分が邪魔になる可能性もあります。
お掃除ロボットは小上がりの段差を上ることができないため、リビング全体のお掃除が1回で終わりません。
また、小上がり和室でお掃除ロボットを使うと、段差から落ちてしまう危険性もあります。
お掃除ロボットを使ってリビング全体のお掃除をすっきりと済ませてしまいたいなら、床は全体がフラットになっている方が効率的です。

 

小上がり和室で後悔しないために押さえておきたいポイント

小上がり和室 後悔 ポイント

使い勝手のよい小上がり和室を作るためには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
小上がり和室をどのように使いたいかイメージしながら、後悔のないスタイルを選んでください。

 

ポイント①:小上がり和室の広さ

小上がり和室で最も人気のある広さは、4.5畳です。
リビングの一角を開放的な畳スペースにするスタイルでは、4.5畳か3畳が主流と言えるでしょう。
来客の際など、別室としても使えるような和室空間を小上がりで作る場合は6畳も人気があります。
ダイニングテーブルと合わせるなど、ベンチのように使いたい場合は1.5畳程度で作ることもできます。

 

ポイント②:小上がり和室の段差

小上がり和室の段差は、30〜40cm程度がお勧めです。
これは立ち座りをするのに楽な高さで、リビングやキッチンにいる家族と目線を合わせやすい高さでもあります。
可能なら段差は35cmほどある方が、床下の収納も作りやすく、小上がり和室のメリットが最大限に生かされます。
あまり段差が低いと、段差が視界に入りにくく躓きやすいので事故の元にもなりかねません。

 

ポイント③:間仕切りの有無

小上がり和室には、開放的なスタイルのものと、別室として利用できるスタイルのものがあります。
従来の和室の機能を保ったまま、リビングとひと続きの空間にしたい場合は、間仕切りを設置しておいた方がよいでしょう。
普段は開け放っておいて、来客の際などは間仕切りを使って簡単に別室にすることができます。

 

新築で小上がり和室を設置する費用

小上がり和室 費用

最後に、気になる小上がり和室の費用について解説します。
新築で、リビングの一角に4.5畳の小上がり和室を作りたいとしましょう。
その場合、費用の目安はおよそ20〜50万円といったところです。
費用の目安に大きな幅がありますが、小上がり和室の費用を左右するのは次のようなポイントです。

 

小上がり和室の広さと収納の有無

3畳で15万円〜、4.5畳で20万円〜、6畳で25万円〜がおおよその費用の目安と言えます。
ただしこの金額は最もシンプルな、床下収納を作らない小上がり和室の費用と考えたほうがよいです。
小上がり和室の大きなメリットでもある、大容量の収納を作ると費用は一気にアップします。

 

畳の種類

小上がり和室では、縁がない正方形の「琉球畳」風の畳が非常に人気です。
一般的な畳と比べてカラーも豊富なので、好みの二色を組み合わせた市松模様がよく選ばれています。
洋風のお部屋にもよく馴染み、和モダンなスタイルにもぴったりです。
ただし琉球畳風の畳は、素材にもよりますが一般的な畳のおよそ1.5倍以上の価格になってしまうのです。

 

既製品か、造作か

最近は、小上がり和室にもユニット式の既製品があります。
ユニット式の既製品は、ショールームなどで実物の色や質感を見て選べることがメリットのひとつです。
また、費用は少し高くなりますが、大容量の収納を実現できる商品がたくさん取り揃えられています。
既製品と造作のどちらが安くなるかはプラン次第と言えるので、希望するスタイルを形にしていく中でどちらがお得になるか検討されるとよいでしょう。
間仕切りや掘りごたつを設ける場合は、さらに費用が上がります。

 

まとめ

今回は、小上がり和室のメリットとデメリット、作るときのポイントなどについて解説しました。
スタイリッシュでありながら、のんびりとリラックスできるリビングが実現できるため、新築やリフォームで小上がり和室を導入する方が増えています。
小上がり和室のもたらしてくれるくつろぎの空間は、リビングを自然と家族の集いやすい場所にしてくれるでしょう。

 

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フェアリーホーム

フェアリーホームは静岡県の工務店の中でも海外風、特にプロヴァンス風(南欧風)の家づくりを得意としています。

 

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