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2021年8月27日
内装の漆喰壁の汚れの落とし方とは?汚れの種類別に徹底解説
明るい白と塗りの味わいが美しい漆喰壁は、家づくりにこだわる方から非常に人気のある素材です。
見た目が美しいだけでなく、漆喰には殺菌・消臭作用があり、部屋の空気をいつもきれいに保ってくれます。
漆喰は自然素材のため、ハウスダストによるアレルギーの心配もありません。
しかし、漆喰塗壁の採用を検討している方の多くが心配されるのは、「白い壁は汚れが目立ちそう」「もし汚れたらどうすればいいのだろう」ということです。
そこで今回は、魅力的な漆喰塗壁を内装に採用した場合の日常的なお手入れや、ちょっと困った汚れの落とし方などを徹底的に解説したいと思います。
目次
漆喰壁についたほこりの落とし方
まずは、最も日常的な漆喰壁のお手入れの方法を解説します。
漆喰壁の日常的なお掃除としては、ときどきハタキをかけたり、掃除機で吸ったりしてほこりを落とせば十分です。
そもそも漆喰壁には、一般的なクロスと比べてほこりがつきにくい性質があります。
静電気を溜め込まないため、空気中のほこりを寄せ付けて吸着することがないのです。
そのためそれほど頻繁にお掃除する必要もありませんが、壁と壁、天井と壁のぶつかる部屋の隅など、ほこりの溜まりやすい箇所に少し気を配っておくと汚れを蓄積させずに済みます。
漆喰壁の手垢、こすり汚れの落とし方
次は、日常的な汚れが少し目立ってしまったときの漆喰壁のお手入れ方法を解説します。
たとえば、スイッチ周りなどのよく手が触れる箇所には手垢が蓄積して、白い漆喰壁が黒っぽくなってしまうことがあります。
また、運んでいた物を壁に擦ってしまった場合なども、壁が黒く汚れてしまうことがあります。
白が美しい漆喰壁は、やはり汚れてしまうと目立ちます。
しかし漆喰壁は、実は方法を知っていれば、意外と簡単にメンテナンスができるのです。
ちょっと困った汚れでも簡単に落とせる、基本的な漆喰壁のお手入れ方法を2つご紹介します。
落とし方①:消しゴム
まず困ったときに試して頂きたいのは、消しゴムで擦ってみることです。
ものすごく単純ですが、染み込むような性質の汚れでない場合、案外簡単に汚れを落とせることが多いのです。
あまり集中的に強い力で擦ってしまうと、まわりの壁と色合いが変わってしまうことがあるので注意してください。
優しく擦り、遠目から見て違和感がないか確認しながら作業すると失敗がありません。
また、消しゴムそのものが鉛筆で汚れて真っ黒になっていると、壁に汚れを広げてしまうので気をつけてください。
漆喰壁のお手入れには、白いきれいな消しゴムがおすすめです。
落とし方②:メラミンスポンジ
消しゴムを試してみて汚れが落ちないようなら、次はメラミンスポンジを使ってみてください。
メラミンスポンジは、水を含ませて擦るだけで汚れを薄く削り落とすことができる道具です。
100円均一ショップやホームセンターなど、どこでも気軽に手に入れられます。
消しゴムと同じように擦るだけなので簡単ですが、消しゴムと違って「削る」道具なので少し注意が必要です。
特に施工から年月が経って表面の色合いが変化している漆喰壁は、強く削ってしまうとそこだけ真っ白になって目立ってしまう可能性があります。
削るときは慎重に、少しずつ優しく擦って全体の状態を確認しながら作業しましょう。
漆喰壁の場合、ちょっとした汚れなら、これらの方法できれいに落とすことができます。
漆喰壁の油性マジックや、コーヒー・お茶の汚れの落とし方
次に解説するのは、「しまった!」と青ざめるような、はっきりした汚れが漆喰壁についてしまった時の対処法です。
お子様が油性マジックで落書きをしてしまった、コーヒーやお茶を思いきりこぼしてしまった…。
家を大切にして暮らしていても、うっかりそういった事故は起きるものです。
そんな、どう考えても落ちそうにないと思える汚れでも、実は塗壁だからこそ対処できる方法もあるのです。
困ったときに試して頂きたい2つの方法をご紹介します。
落とし方①:サンドペーパー
表面にクロスを貼っているのとは違う、塗壁だからこそできる汚れの落とし方というのが「削る」ことです。
消しゴムやメラミンスポンジで落ちない漆喰壁の汚れには、サンドペーパーを使ってみてください。
サンドペーパーを使ったお手入れは、メラミンスポンジよりもはっきりと「削り取る」対処法です。
汚れた部分を削り落としてしまってきれいにするため、加減を誤ると大きく壁を傷つけてしまいます。
漆喰壁のメンテナンスには、目の細かい150〜300番あたりのサンドペーパーがおすすめです。
必ず、様子を見ながら少しずつ丁寧に作業を行ってください。
うまく削り取ってしまえば、コーヒーやお茶の汚れもなかったことにしてしまえます。
落とし方②:マイナスドライバー
強く汚れが染み込んでしまって、サンドペーパーでも対処できないようなときに、さらに「しっかり削り取る」ために使えるのが、マイナスドライバーです。
マイナスドライバーの先端の平たい部分を漆喰壁に当てて、汚れた表面をそっと薄く削り取ってしまいます。
つまり、彫刻刀の使い方と同じ要領です。
彫刻刀そのものを使うとさっくりと削れ過ぎてしまうので、少し厚みのあるマイナスドライバーなどの方が適当です。
この方法で力加減を誤ると、大きく壁を傷つけてしまうので本当に慎重に。
また、この方法は、油性ペンで書いてしまったような局所的な強い汚れにのみおすすめしたいやり方です。
広範囲の汚れや、ちょっとした汚れにはおすすめできませんので、あくまで最終手段というイメージで覚えておいてください。
漆喰壁のカビなどの頑固な汚れの落とし方
最後に、洗剤類を使った漆喰壁の頑固な汚れの落とし方を解説します。
たとえば住宅環境によって、湿気が溜まりやすいところでは漆喰の壁にもカビが生えてしまうことがあります。
カビが生えてしまうとかなり目立ち、落とすのにも手間がかかります。
まずは換気や家具の配置の工夫など、十分な予防策についても考えておくとよいでしょう。
そのほかにも広範囲に頑固な汚れがついてしまったときは、以下の方法で対処してみてください。
落とし方①:重曹
まずは重曹を使った漆喰壁のお手入れ方法です。
重曹は、粉末状のものがおすすめです。
ドラッグストアやホームセンターなど、どこでも簡単に購入することができます。
まずは粉末状の重曹に水を混ぜて、ペースト状にしたものを汚れの上に塗り広げます。
しばらくそのままおいてから、様子を見て重曹ペーストを拭き取れば、油汚れなどもきれいに落ちる場合があります。
落とし方②:漂白剤
しつこいカビの汚れなどは、重曹だけでは取り除くことができないかもしれません。
そんなときには、漂白剤を使ってみましょう。
重曹ペーストを試した上で、効果がなければ、拭き取ったあとそのままの流れで漂白剤を使用します。
まずは塩素系の漂白剤を、水またはお湯で希釈して、霧吹きスプレーの中に入れます。
それを汚れの上から吹きつけて、しばらくおいてから水拭きすれば完了です。
漂白剤を使えば除菌の効果も得られるので、カビの対策としておすすめです。
漂白剤を使うときの大きな注意点は、床などに飛び散ると色落ちしてしまうことです。
白い漆喰壁と違って、フローリングに液だれすると、かなりはっきりとしたシミになってしまう可能性があります。
漂白剤を使って漆喰壁のお手入れをするときは、事前に周囲を新聞紙やブルーシートで覆っておきましょう。
同様に、衣類などに飛び散った場合も色落ちしてしまうので気をつけてください。
まとめ
今回は、漆喰壁のあらゆる汚れの落とし方を徹底的に解説しました。
思っていたよりも、シンプルにメンテナンスができそうだと感じた方も多いのではないかと思います。
白い漆喰壁は確かに汚れが目立ちやすいと言えますが、特別メンテナンスが大変というわけでもありません。
漆喰壁が汚れてしまった場合、汚れが染み込まないうちに素早く対処することもポイントです。
内装に漆喰壁を採用するなら、いざという時のためにあらかじめメラミンスポンジやサンドペーパーを買い置きしておけば安心でしょう。
また、全体的な汚れが気になってきたり、上記の方法でも対処できない場合には、塗り直してしまうという方法もあります。
しかし、年月が経って風合いが変化していくこともまた、漆喰壁の自然な魅力のひとつでもあります。
美しい漆喰壁は非常に魅力的な素材ですから、汚れを恐れず付き合って頂ければ嬉しいです。
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