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2021年6月25日

ガレージハウスのメリット・デメリット~造る上で気をつけるべきポイントも解説~

ガレージハウス メリット デメリット

▲フェアリーホームが手がける「noir(ノアール)

 

どんな家を建てるか考えるときに、一度選択肢に入れてみてほしいのが「ガレージハウス」です。
車が趣味の方にはもちろん、そうでない方にとっても、ガレージハウスには毎日の暮らしを便利にするさまざまなメリットがあります。
今回は、ガレージハウスのメリット・デメリットについて、造る上で気をつけるべきポイントもあわせて現役の建築士が解説したいと思います。

 

ガレージハウスとは?

ガレージハウスとは

「ガレージハウス」とは、住宅の内部にガレージを設けた構造の家のことです。
住宅の一階部分の一部もしくは全部をガレージにして、ガレージと居住空間をひとつの建物内に設計します。
こういった、建物内に設けるガレージのことを「ビルトインガレージ」「インナーガレージ」などと呼びます。
日本では、庭先に簡単なカーポートを設ける家や、近くに駐車場を借りる家が多く見られると思います。
しかし、欧米(特に積雪の多い北欧・北米)では、ガレージハウスはごく一般的な構造の家です。
ガレージハウスには、家族みんなが暮らしやすくなるさまざまなメリットがあるのです。

 

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ガレージハウスのメリット

メリット①:こどもや高齢の方が安全に車に乗降りできる

ガレージハウス こども 安全

まず、ガレージハウスの大きなメリットは、車の乗降りがとても楽なことです。
ガレージハウスは居住空間とガレージが直結しているので、外出の際すぐに車に乗ることができます。
特に小さなお子さまや高齢の方が家族にいらっしゃる場合には、このメリットは非常に大きいものです。
シャッターがあるので、ちょっと目を離してしまった場合でも、お子さまが道路に飛び出してしまう心配もありません。
たとえ庭先までのちょっとした距離でも、お子さまや高齢の方を連れての車までの移動は意外と大きな負担になりますよね。
特に雨の日には、一度も傘をさすことなく車に乗れるガレージハウスは非常に便利です。
たくさん買い物をした日にも、何度も車と玄関を往復することなく、スムーズに荷物を運び入れられます。

 

メリット②:DIYやバーベキューなど用途が豊富

ガレージハウス DIY

ビルトインガレージは、海外の映画でもよく見るように「趣味の場所」としても活躍します。
車のメンテナンスはもちろん、DIYやトレーニングなど、多様な趣味の部屋として使えます。
普段は車を置く場所ですが、車を移動させれば広いスペースを確保できるので、バーベキューやホームパーティーをすることも可能です。
雨の日でも、こどもを遊ばせられる場所になります。

また、ビルトインガレージは、「外の物置」よりもぐっと身近な収納場所としても大きく活躍します。
たとえば自転車やベビーカー、アウトドア用品やスポーツ用品など、室内に置くにも屋外に置くにも微妙なかさばる物の収納にはぴったりです。
あらかじめ、車を停めるスペースの後ろや横に収納スペースを設けておくのもお勧めです。

 

メリット③:車・バイクを風雨や盗難から保護できる

ガレージハウス 車 

最後に、ガレージハウスの最も根本的なメリットと言えるのは、車やバイクを大切に保管できることです。
外に設けたカーポートと違って、ビルトインガレージはしっかりと車やバイクを守ってくれます。
たとえば、台風の多い地域であれば、風雨や、飛ばされてくる物から愛車を守ることができます。
積雪で車が押し潰されてしまうような心配もありません。
また、外に置いておくのと比べて、盗難や悪戯に遭う可能性もぐっと低くなるでしょう。
普段から黄砂や砂埃に晒されることもなく、大切な車やバイクをきれいなままで保つことができます。
車をさまざまなリスクから保護し、きちんと家の中に片づけておけるのはガレージハウスの重要な魅力です。

 

ガレージハウスのデメリット

デメリット①:換気・騒音対策が必要

ガレージハウス 換気

ガレージハウスは、ガレージと居住空間がひとつの建物内に密接しています。
そのため、換気・騒音対策は必須と言えるでしょう。

 

換気

  • 居住空間に排気ガスが入ってこないように、しっかり換気扇や窓を設ける必要があります。

 

騒音対策

  • 車を出し入れする際はどうしても家の中に音が響きます。家族で大きく生活リズムが違う場合は要注意。
  • ガレージと寝室は、できるだけ離した間取りにした方が無難です。
  • シャッターの選択も重要です。電動で、静かに開閉できるものがお勧めです。

 

デメリット②:間取り・強度に工夫が必要

ガレージハウス 間取り

▲「noir(ノアール)」の1Fの間取り。2F、3Fの間取りをご覧になりたい方は以下からご覧いただけます。

「noir(ノアール)」の2F、3Fの間取りを見る

 

ガレージハウスは、車を出し入れするために大きな開口部が必要になります。
必然的に建物を支える壁の少ない部分ができてしまうので、家全体の強度を損なわないように設計しなければいけません。
建材や間取りを工夫する・2×4(ツーバイフォー)工法で建てるなど、強い家づくりを工夫します。
そのため、建物の強度を保つために間取りの自由度が下がる可能性があります。
また、ガレージのために一階部分の広いスペースを割いてしまうことも、間取りを考える上で難点となるでしょう。
広さを確保したいなら、生活空間を2階、3階と上へ広げていかなければならないこともあります。

 

デメリット③:価格が高くなることがある

ガレージハウス 価格

庭先に造る簡単なカーポートと比べると、やはりビルトインガレージにはコストがかかります。
ガレージハウスそのものが、上記の通り充分な強度を確保するために建材や工法を限られる部分があるからです。
ガレージハウスは海外の家に多い仕様なので、シャッターなどの資材に輸入品を使う場合もあります。
ただしガレージハウスにしてしまえば、別に駐車場を造るための土地代や、継続的に発生する駐車場の賃料は必要ありません。
特に地価の高い地域では、建設費はコストアップしても、総合的に見ればリーズナブルな選択になることもあります。

 

ガレージハウスの税金

ガレージハウス 税金

ガレージハウスは、固定資産税の軽減に役立つ場合もあります。
ガレージの面積が延べ床面積の5分の1未満になる場合、ガレージの面積は床面積に含まれません。
そのため、ガレージ分の面積が一般的に固定資産税の計算外となるのです。
特に地価の高い都市部などでは、これも大きなメリットとなるでしょう。
地価の高いエリアでの狭小住宅にこそ、ガレージハウスという選択肢は向いていると言えます。
金銭的にもメリットが得られる場合があるので、設計の段階で計画的に考慮に入れましょう。

 

ガレージハウスを造る際に気をつけるべきポイント

最後に、ガレージハウスを造るときに気をつけてほしいポイントをご紹介します。
ガレージハウスには、後からは変えられない構造上の注意点がいくつかあります。

 

ポイント①:車のサイズ・台数の変更は難しい

ガレージハウス 車

まず、重要なのは、車のサイズ・台数を後から変更するのは難しいということです。
建物内のスペースを切り取ってガレージを作ってしまうので、最初に想定したより車のサイズを大きくしたり、台数を増やしたりすることは基本的にできません。
車のサイズや台数が変わる可能性があるなら、最初から「最大」の可能性に合わせた設計をする必要があります。
もちろん、別で庭先にカーポートを増設したり、近くに駐車場を借りたりすることができれば併用は可能です。
しかし、ガレージハウスとしての機能を活用できるのは最初に設計した車のサイズ・台数に限られます。

 

ポイント②:ガレージからキッチンへの動線に気をつける

ガレージハウス 動線

見落としやすい重要なポイントは、ガレージからキッチンへの動線です。
家事動線のよいガレージハウスを設計するなら、お勧めの間取りは、「ビルトインガレージ」→「パントリー」→「キッチン」を最短距離で繋ぐことです。
たくさん買い物をして帰ったとき、車から降ろした荷物を、すぐにパントリーにしまうことができると非常に便利です。
従来の家のキッチンにあった裏の「勝手口」が、そのままビルトインガレージに繋がる設計と考えると、
イメージしやすいのではないでしょうか。

 

ポイント③:照明の場所に気をつける

ガレージハウス 照明

ガレージハウスを設計するときには、ビルトインガレージの照明の場所にも気をつけましょう。
ガレージハウスを採用するなら、愛車をショールームのようにリビングから眺められるようにしたいという方も多いでしょう。
また、ビルトインガレージで時間をかけて丁寧に愛車のメンテナンスをしたい方も多いでしょう。
ガレージの照明次第で、リビングからの景色や、作業時の明るさは大きく変化します。
リビングから見たときガレージの車が美しく見えるかどうか、メンテナンスの際に手元が真っ暗になってしまわないか、照明の種類と場所にも気をつけてください。

 

まとめ

ガレージハウスは、車を愛する方だけでなく、日常生活の利便性を追求したい方にもメリットの大きいスタイルです。
後からの変更は難しいので、家を建てる際には、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
一言でガレージハウスと言っても、建て方によって、家はさまざまな表情に変わります。
毎日の生活における家と車のあり方を、ぜひじっくりと見つめてみてください。

 

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フェアリーホーム

フェアリーホームは静岡県の工務店の中でも海外風、特にプロヴァンス風(南欧風)の家づくりを得意としています。

 

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