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2021年6月18日

リビング階段のメリット・デメリット~後悔しないための対策も解説~

おしゃれで実用的なリビング階段は、近年、多くの家で採用されています。
こだわりの階段はリビングのアクセントにもなり、室内の景色を一気にアップグレードしてくれます。
しかし魅力も大きい反面、「リビング階段にすると部屋が寒くなるんじゃないの?」といった心配の声もよく聞かれます。
今回は、リビング階段のメリット・デメリットと対策について現役の建築士が解説します。

 

リビング階段とは

リビング階段とは、名前の通り、リビング内に階段を設ける間取りのことです。
リビングイン階段と呼ばれることもあります。
近年人気の高まってきた間取りで、特にこだわりの注文住宅では多くの方が採用されています。
デザイン性の高いリビング階段を取り入れると、リビングの景色がぐっと洗練された印象になります。
さらに、見た目がよいだけでなく、リビング階段にはさまざまなメリットがあるのです。

 

リビング階段のメリット

メリット①:リビングが広く見える

メリット①:リビングが広く見える

リビング階段の1つ目のメリットは、リビングをより広く見せられることです。
階段をリビングの外に設ける場合は、敷地面積の中から、階段のためだけに一定のスペースを確保する必要があります。
しかし階段をリビングの中に設けてしまえば、階段に必要な面積もリビングの一部にしてしまえるのです。
そのため、リビングが視覚的に広く感じられます。

さらに、リビング内に階段を設けると、1階から2階へと縦に空間の繋がりが生まれます。
たとえばリビング階段と相性のよい吹き抜けもセットで取り入れた場合、面積だけでなく高さの面でも開放感が生まれ、リビングがより広々と感じられます。

 

メリット②:家族同士のコミュニケーションが増える

メリット②:家族同士のコミュニケーションが増える

リビング階段の2つ目のメリットは、家族同士のコミュニケーションが増えることです。
リビング内に階段を設ければ、玄関から家に入って、リビングを通らずに2階へ上がることはできません。
そのため、帰宅した家族が顔も合わせずまっすぐ自室に向かってしまうようなシチュエーションを、自然に避けられます。
思春期のお子さんが、家族に無断で夜間勝手に外出するようなことも防げます。
だから「リビングに階段を造るとこどもがグレない」と言われているようです。

何より、階段がリビングの中にあれば、自然と家族が顔を合わせる機会が増えて、何気ない会話も増えますよね。
そういった小さな積み重ねが、家族のコミュニケーションとして大切なのでしょう。
家のデザインが作り出す自然な環境が、意識せずとも、あたたかい家族関係の形成に役立ってくれるのです。

 

メリット③:階段下を収納・インテリアスペースにできる

メリット③:階段下を収納・インテリアスペースにできる

リビング階段の3つ目のメリットは、階段下を収納・インテリアスペースにできることです。
リビングという部屋は、すっきり見せたい半面、置いておきたい物も多い場所ですよね。
階段下は、リビングから簡単にアクセスできる絶好の収納スペースになります。
そのほかリビングに必ず置きたいテレビやテレビ台を階段下に収めて、リビングのスペースをより広々と使うこともできます。
また、すっきりと収まるためインテリアスペースとしても活用しやすく、無駄になることがありません。

さらに、リビング階段は、階段そのものがインテリアとしてリビングのアクセントになるのでお勧めです。
階段のデザインはお部屋を大きく印象づけるので、海外風の家づくりにも非常に馴染みます。
たとえば、アイアンの装飾を施した階段や螺旋階段がお部屋の中にあるだけで、一気に洗練された海外風のお部屋づくりが叶います。
階段をリビングの中に設ければ、遊び心あふれるこだわりのリビング空間になることは間違いありません。

 

▼階段下のスペースをペットスペースとして有効活用したフェアリーホームの
chou chou」。

 

リビング階段のデメリット

デメリット①:匂いや音が2階に伝わりやすい

デメリット①:匂いや音が2階に伝わりやすい
リビング階段のデメリットとして大きいのは、匂いや音が2階に伝わりやすいことです。
1階と2階が繋がったひとつの空間になるので、1階で発生した匂いや音は2階にも上がりやすくなってしまいます。
たとえばキッチンで魚を焼いている匂いや、ニンニクを炒めている匂いが2階まで伝わってしまうかもしれません。
また、リビングでテレビを観ている音や、家族の話している声が、2階のこども部屋で勉強しているこどもの集中を妨げてしまうかもしれません。
状況に合わせて、2階にいる人に対して多少の配慮は必要になるでしょう。

ただし、1階と2階が繋がった空間になることは、デメリットだけではありません。
たとえば下から「ごはん、できたよ~」と声をかけるだけで、2階のこども部屋まできちんと声が届きます。
いつでも家族の気配が感じられる、家全体の一体感は大きなメリットにもなります。

 

デメリット②:冷房・暖房が効きにくい

デメリット②:冷房・暖房が効きにくい

2つ目のデメリットは、冷房・暖房が効きにくいことです。
リビング階段を採用すると、1階と2階が一体となった大きな空間が生まれるため、自然と冷房・暖房の対象となる範囲が広くなります。
そのため閉鎖的なリビングと比べて、大規模に冷房・暖房をしなければならないので、電気をできるだけ節約したいという方には不向きなデザインとも言えます。

しかし「リビング階段は寒い」とよく言われたのは、随分前の話です。
重要なのは家そのものの気密性・断熱性で、最近の家は機能性が非常に優れています。
冷暖房の範囲が広くなってしまうことは事実ですが、実際にはそれほど暑さ・寒さで困ることはありません。

ただし「リビング階段で後悔しないための対策」として後述しますが、設置するエアコンのサイズや性能はきちんと冷房・暖房する空間の大きさに合ったものを選びましょう。
性能の低いエアコンを適当に選んでしまうと、当然冷房・暖房は効きにくくなります。

 

デメリット③:プライバシーが確保しづらい

デメリット③:プライバシーが確保しづらい

リビング階段の3つ目のデメリットは、プライバシーが確保しづらいことです。
これは「家族同士のコミュニケーションが増える」というメリットの裏返しとも言えるでしょう。
いつでもお互いの様子を気にかけやすいのがリビング階段の大きなメリットですが、反対に言えば「一人きりになりたい」を叶えるのが少し難しいのです。

また、見落としやすいのが「来客」の問題です。
家族それぞれに来客が多い場合にも、リビング階段の間取りには気を遣った方がいいかもしれません。
なぜなら、リビングにお客さんが来ているときには、他の家族が1階へ降りる度にお客さんと顔を合わせることになります。
反対に、こどもが友達を招いた場合にも、リビングを通らないと2階のこども部屋へ上がることができません。
こどもの側が疎ましく思う場合もあるかもしれませんし、親はリビングを散らかしておけません。
とはいえ、どんなお友達が出入りしているのか、自宅のことなのにわからないという状況は避けられます。

 

リビング階段で後悔しないための対策

リビング階段で後悔しないための対策

ここまで紹介してきたように、リビング階段は内装だけでなく、家族の暮らしにも大きく影響します。
それぞれをメリットと捉えるかデメリットと捉えるかは、住む人それぞれと言えるでしょう。
リビング階段にしたいけれどデメリットの部分は減らしたい…という方のために、最後にリビング階段で後悔しないための簡単な対策をご紹介します。

 

対策①:扉やカーテンをつける

対策①:扉やカーテンをつける

まず、匂いや音、冷気・暖気を遮断したいなら、リビング階段に扉やカーテンをつける方法があります。

 

扉をつける

階段の入り口に扉をつけて、1階と2階を完全に分離できるようにします。
「リビング内に階段の入り口を設ける」といった壁入口タイプのリビング階段にのみ可能な方法です。
吹き抜けやオープン型のステップ階段で扉をつけるのはおそらく難しいでしょう。
階段につける扉は、なるべく開けっ放しにしておいて違和感のない、天井高の引き戸がお勧めです。
また、扉と階段の始まりが近すぎると不便なので、少し余裕をもたせる必要があります。

 

カーテンをつける

扉をつけにくい階段でも、カーテンをつけることは可能な場合もあります。
カーテンで空間を分離するだけでも、何もないよりは大きな効果が得られます。

 

対策②:大きいエアコンをつける

対策②:大きいエアコンをつける

冷暖房がしっかり効くために重要なのは、空間に見合う大きいエアコンをつけることです。
エアコンを選ぶときには、まずお部屋の広さや畳数を参考にすると思います。
しかし吹き抜けとセットになった階段のあるようなリビングは、最低でも部屋の広さ+2畳分くらいは余裕をもって、ワンサイズ上の大きなエアコンを選びましょう。
厳密には部屋の環境次第で冷暖房負荷を計算して、適当なエアコンを選ぶことができるので、家づくりの際には併せて相談されるとよいでしょう。
エアコンは高価な買い物ですし、対応する広さのランクで値段もかなり変わってきますが、ここで選択を誤ってしまうと後で後悔することになります。

 

まとめ

今回は、リビング階段のメリットとデメリットを具体的に解説しました。
リビング階段は、内装の景色に加え、家族の過ごし方にまで大きく影響する間取りです。
これから造る家の中でどんな風に暮らしていきたいか、ぜひ具体的にイメージしてみてください。
味気ない階段では物足りないと思ってしまうほど、リビング階段にはさまざまに自由なデザインの可能性があります。

 

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フェアリーホーム

フェアリーホームは静岡県の工務店の中でも海外風、特にプロヴァンス風(南欧風)の家づくりを得意としています。

 

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