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2021年4月30日

戸建てに24時間換気の必要性はある?種類や仕組み、冬に寒くならない換気システムの選び方

第1種熱交換型セントラル換気システム:澄家

 

24時間換気システムは人が長く健康的に暮らすための換気システムです。

近年の住宅は非常に気密性が高く、冬でも暖かく過ごせるというメリットがあります。

しかしその気密性の高さから室内の空気が循環せず、シックハウス症候群のリスクも高まります。

この記事では、24時間換気の必要性、設置の義務、種類と特徴、設備の選び方を現役の建築士が解説していきます。

 

24時間換気とは?

24時間換気とは、その名の通り24時間室内の空気が常に入れ替えられるように換気される仕組みが搭載されている住宅のことです。

24時間換気システムが搭載された住宅では、約1時間で「室内の空気の半分」が入れ替わります。

換気が必要であれば、換気扇を常に動かしておけば良いように思われますが、換気扇は「局所換気」、24時間換気システムは「常時換気」という大きな違いがあります。

 

  • 局所換気:キッチンやトイレ、浴室など、臭気や水蒸気を分散させることなく、集中的に室外へ排出します。
  • 常時換気(24時間換気):時間をかけてゆっくりと外気と室内の空気を入れ替えます。

 

局所換気は集中的に空気を外へ排出できるものの、排出できる範囲は限られており、常時換気はゆっくりとではありますが、広い範囲の空気を全て入れ替えることができるのが特徴です。

 

24時間換気の必要性

24時間換気システムは「シックハウス症候群」を防ぐために非常に大切な役割を果たします。

 

▼シックハウス症候群とは

近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。

出典:生活環境におけるシックハウス対策|厚生労働省

 

ここ最近の住宅は「高気密」「高断熱」と住みやすくなった反面、空気汚染が起こりやすく、シックハウス症候群という健康被害が指摘されるようになりました。このシックハウス症候群を予防するシステムが24時間換気システムなのです。

 

24時間換気は法律で義務化されている?

政府は2003年に法改正を行い、24時間換気の義務化を決定しました。

 

▼シックハウス対策のための規制導入改正建築基準法

原則として全ての建築物に機械換気設備の設置が義務付けられます。例えば住宅の場合、換気回数0.5回/h以上の機械換気設備(いわゆる24時間換気システムなど)
の設置が必要となります。

 

出典:改正建築基準法 – 国土交通省

 

2003年以前に建てられた住宅の中には、24時間換気システムが取り入れられている住宅もありましたが、あくまで任意による導入でした。

2003年以降に建てられる新築住宅には、24時間換気が義務化されるようになったため、ふと家の中を見渡してみると換気口が設置されているかもしれませんね。

 

24時間換気の種類と仕組み

24時間換気システムには第1種、第2種、第3種の3種類があり、それぞれ給気方法、排気方法が異なっています。

どのように異なるのか詳しくみていきましょう。

 

種類①:第1種換気

第1種換気

第1種換気は、給気口に給気機、排気口に排気機を設置し、効率良く空気を循環させます。

給気、排気とも機械を使って行うので、24時間換気システムの中では空気の流れを最もコントロールしやすいメリットがあります。

しかし機械が2つあることで、単純に電気代が2倍になるので注意が必要です。

 

種類②:第2種換気

第1種換気

第2種換気は、給気口のみに給気機が設置されていますが、排気口には排気機はありません。

機械により強制的に給気した空気は、室内と室外の気圧差により排気口へ押し出されることで空気の循環をします。

第1種換気と比べると、電気代を抑えることができるメリットがありますが、建物の気密性によっては湿気が内部に侵入し、結露の原因になるというデメリットもあります。

第2種換気は、出入り口のドアを開閉しても汚れた空気が室内に侵入しないという特徴から、クリーンルームや無菌室に採用されることが多く、住宅への設置は一般的ではありません。

 

種類③:第3種換気

第3種換気

第3種換気は、給気口に給気機を設置せず自然給気で行い、排気口に排気機が設置されています。

一般的な住宅で最も広く採用されているのが、この第3種換気システムです。

排気を機械で強制的に行うことで室内が結露しにくい特徴があります。また給気に機械を使用しないので、電気代を抑えることができます。

注意したい点は、給気は自然給気になるため室内に取り込む空気をコントロールできず、人によっては寒いと感じることがあります。

 

冬に寒くならない24時間換気システムの選び方

第1種熱交換型セントラル換気システム:澄家

 

一般的な住宅でよく使われる第1種と第3種システムには欠点があり、外の冷たい空気をそのまま室内に取り込んでしまうことです。

実際に24時間換気システムを導入したけど、冷え性の方は「冬はとても寒い」と感じてしまうこともあるでしょう。

そこでおすすめなのが、次世代型の「空気はクリーンに保ちながら、冬も暖かい換気システム」です。

『第1種熱交換型セントラル換気システム』は外の空気を暖めて室内に取り込み、夏には冷やした空気を室内に送り込みながら換気するシステムです。

 

第1種熱交換セントラル換気システム

 

排気の際にも冬は室内で暖めた空気はそのまま外へ排出せず、室内で再利用(熱回収)し、夏も同様に冷やした空気を再利用します。暖めた空気、冷やした空気を再利用することで省エネ効果もあります。

 

 

まとめ

24時間換気システムはシックハウス症候群を防ぐために法律により義務化されたシステムです。

本記事では24時間換気システムは以下の3種類があることをご紹介しました。

 

  • 第1種換気システム:給気・排気とも機械
  • 第2種換気システム:給気は機械、排気は自然排気
  • 第3種換気システム:給気は自然給気、排気は機械

 

一般的な住宅でよく用いられる第1種換気システム、第3種換気システムには欠点がありました。それが冬に寒いこと。

しかし『第1種熱交換型セントラル換気システム』では冬には外の空気を暖めて取り込み、夏には冷やした空気を取り込みます。24時間換気中でも快適な住まいを実現し、暖房やエアコンの使用量を抑えることで省エネ効果もあります。

 

フェアリーホームでは『第1種熱交換型セントラル換気システム』を導入した冬に暖かく、夏に涼しい快適な家づくりをご提案しています。

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