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2021年4月14日

平屋を建てるならどれくらいの土地が必要なのか


平屋を建てる場合、準備できる土地が広ければ広いほど、選択肢が広がることは間違いありません。

しかし、資金面や土地の事情により、誰もが広い土地を準備できるとは限りませんよね。


では実際、平屋を建てる際、どれくらいの土地の広さが必要になるのか?現役の建築士が詳しく解説していきます!

 

平屋に必要な土地の広さ


結論から先に申しますと、平屋を建てる場合50〜60坪の土地があれば30坪ほどの平屋を建てることができます。4LDKの造りとなり、夫婦+子ども2人であれば、十分な広さと言えるでしょう。

 

ただし平屋、2階建てとも建築する上で気をつけなければいけないのが、

 

  • 建ぺい率
  • 容積率

 

の2つです。

建築基準法では、『建ぺい率』と『容積率』により、土地の広さに対して、建てられる建物の広さ・大きさの基準を定めています。建ぺい率とは「敷地面積に対する建物の面積の割合」を定める基準です。

 

例えば、建ぺい率60%・敷地面積が80坪の土地の場合、建てられる平屋は…

・80坪 × 60% = 48坪(建ぺい率60%)

となります。

 

▼建ぺい率60%の場合

つまり、80坪の土地に80坪の平屋が建てられるわけではなく、80坪の平屋を建てたい場合、それよりも広い土地を確保しなければいけないのです。

 

また、建ぺい率とは別に『容積率』という基準が存在します。

 

建ぺい率が平面的な広さを制限する基準であるのに対し、容積率は「敷地面積に対する延べ床面積の割合」を定める基準です。(延べ床面積とはそれぞれの階の床面積を合計した面積のこと。)

 

例えば、容積率75%・100坪の土地に2階建てを建築する場合…

・1階50坪+2階25坪=延べ床面積75坪(容積率75%)

となります。

 

▼容積率75%の場合

1階50坪、2階50坪では、容積率は100%となってしまい、この建物は容積率75%の土地には、建築できません。

 

このように、「建ぺい率」「容積率」を踏まえた上で、50〜60坪の土地が準備できれば、30坪ほどの平屋となり、夫婦+子ども2人には十分な広さの平屋を建築することができるのです。

 

平屋に適している土地の条件

上記でご説明した「建ぺい率」「容積率」は実はエリアによって異なります。下記の表をご覧ください。

 

  建ぺい率(%) 容積率(%)
低層住宅エリア 30~50 80~100
中高層住宅エリア 50~60 150~200

 

▼低層住宅エリア

低層住宅エリアと言われる、1〜2階建ての低層住宅がゆったりと並ぶエリアでは、建ぺい率、容積率とも低くなる一方、日当たりや風通しが良いというメリットがあります。

 

▼中高層住宅エリア

中高層住宅エリアでは3階建て以上のマンションや集合住宅が立ち並びます。

 

このエリアでは建ぺい率や、容積率は高くなり、敷地面積に対して建てられる平屋の面積は大きくなるものの、周囲が高層住宅に囲まれていることで、日当たりや風通しが気になるといった問題があります。

 

ただし、中高層住宅エリアでも、平屋に中庭や天窓を配して日当たりや風通しを確保できる設計も可能ですので、一度担当の建築士と相談してみることをオススメします。

 


狭い土地に平屋を建てる場合の注意点

周りが住宅に囲まれた、狭い土地に平屋を建てる場合、いくつか注意点があります。

 

日当たりと風通しの確保に注意する


居心地の良い快適な平屋にするためには、日当たりの良さを求めた南向きに設計したいもの。しかし、狭い土地に平屋を建てる場合、日当たりと風通しの問題は避けられません。

 

広い土地であれば、南向きでなくとも隣接する家との距離をある程度とることで、日当たりや風通しをカバーすることができます。

 

しかし、土地が狭いとその分隣家との距離も近くなるため、十分な風通しや日当たりが確保できない可能性があります。

 

部屋の広さの確保に注意する


広い土地であればのびのびとした広い空間や広い部屋を確保することができますが、土地が狭いとその分空間も狭くなります。

 

子どもの人数によっては部屋を共用にする必要が出てくる可能性もあります。
広い土地に平屋を建てるとき以上に、通風、採光、間取り、生活導線を考えて設計する必要があるのです。

 

2階建てと比べて建築費用に注意する


同じ延べ床面積の平屋と2階建てを比べた場合、建築費用が割高に可能性があります。これは、2階建てに比べて横に広い設計になることから、基礎部分と屋根が大きくなることが要因です。

 

また、気をつけないといけないのは耐震性を確保することでしょう。
一般的に平屋は高さがない分、耐震性を確保しやすいという利点がありますが、全ての平屋に当てはまるわけではありません。
広いリビングや、大広間を取り入れた間取りの場合、高い耐震性を確保するためにはどこに柱を設置するのか考えなければなりません。
横に広い設計をするにあたって、耐震性を確保できるよう、基礎部分の段階からしっかり工夫する必要があります。

 

まとめ

この記事では、50〜60坪の土地があれば約30坪、4LDK、夫婦2人+子ども2人であれば十分な広さの平屋が実現できることをご紹介いたしました。

 

平屋は、家族とのコミュニケーションも頻繁に取れるようになりますし、足腰の弱い方が暮らしやすいというメリットがあります。しかし、建ぺい率や容積率を考慮に入れ土地選びをする必要があります。

 

狭い土地でも、十分な日当たりや、風通しを確保したい場合、設計段階から建築士としっかり打ち合わせをする必要があります。フェアリーホームでは、お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、1人1人の理想の家づくりを実現しております。

 

静岡県で平屋をご検討であれば、まずはお気軽にフェアリーホームにお問い合わせ&資料請求をしてみてください。

 

あなただけの理想の平屋をご提案させていただきます。