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2021年4月12日

後悔しないために知っておきたい平屋のメリット・デメリット【現役建築士が解説】

フェアリーホーム 平屋外観写真

「平屋」というと、伝統的な日本家屋を想像される方もおられるのではないでしょうか?

 

しかし、近年デザイン性や機能性に優れる平屋が改めて注目され、ものを多く持たないシンプルな暮らしを志向する人達の間で、平屋が密かなブームとなっています。

 

平屋には階段による上下移動がないことや、必要な全ての機能が1階にコンパクトにまとまっていることで、家事が時間短縮されたり、掃除やメンテナンスにかかる時間が2階建てより大幅に短縮できるというメリットがあります。

 

一方、坪単価が2階建てに比べると高くなったり、広い土地が必要になるなど、平屋ならではのデメリットもあります。この記事では、平屋と2階建てで迷っているあなたの悩みを解決するため、現役の建築士が平屋のメリット・デメリットを分かりやすくまとめました。

 

平屋のメリット

メリット①:お年寄りや小さな子供に優しいバリアフリー

階段による上下の移動が少ないことが平屋最大のメリットです。

 

厚生労働省の調査によると、家庭内の不慮の事故死は80代以上で、
20%弱が階段やステップからの転落及び転倒です。

出典:家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合

 

階段の段差は歩き始めの小さなお子様を持つ家庭や、足腰に不安の出てきた高齢の方にとっては大きなバリアとなりますが、平屋では段差による危険がないことで、どの年齢の方でも安心して生活することが可能です。

 

メリット②:家族の存在を近くに感じることができる

家族の存在をいつでも近くに感じることのできることは、平屋住宅の大きなメリットの1つと言えるでしょう。

 

キッチンのお母さんからは、リビングのソファで寛ぐお父さんや、作り付けの勉強机で勉強する子供の姿が見えます。

 

2階建てでは子供が自室に篭ってしまい、いつの間にか家族同士ですれ違いが起こってしまうことがありますが、平屋では家族全員が1つの空間に自然に集まりやすく、家族の存在をいつも近くに感じることができるのです。

 

メリット③:メンテナンス費用を抑えやすい

平屋は2階建てに比べてメンテナンス費用を抑えられるというメリットがあります。住宅は建ててしまえばそこで終了ではなく、年数が経つとともに修繕箇所が増えていきます。

 

外壁の塗り替えや屋根の修繕の場合、2階建ては大掛かりな足場を組んで作業を行う必要があり、当然費用も高くなりがちです。

 

一方、平屋は、費用も日数も2階建に比べ抑えることができるのです。

 

メリット④:家事が楽

家事の面においてもメリットは大きく、面倒な階段の掃除をする必要はありません。

 

また、家族全員分の洗濯物を抱えて、2階と1階を何度も上り下りする必要はありません。1つ1つは些細な作業かもしれませんが、長い時間で蓄積したこれらの作業は膨大な時間となります。

 

家事の手間や時間的なコストという点でも、平屋は2階建よりもメリットを感じることができるでしょう。

 

メリット⑤:地震に強い構造

地震や台風などの災害が多い日本の自然環境にこそ、平屋が最適な住居であるといえます。

 

地震発生時、建物には「地震力」という大きな力が加わります。地震力は、重い建物にはより大きな力が加わるという力です。

 

2階建ての場合、1階で2階部分の重量を支えなければならず、平屋に比べて相対的に倒壊のリスクが高まります。対して平屋の場合、2階の重量を支える必要がなく、倒壊のリスクは小さくなります。

 

地震だけでなく、台風発生時の強風に対しても高い建物は強風の影響を受けやすいですが、平屋は1階部分しかないため、受ける風の影響を最小限に抑えることができます。

 

平屋のデメリット

デメリット①:坪単価が高くなることがある

平屋建てで2階建てと同じ床面積を確保したい場合、基礎面積が2倍必要となります。

 

基礎工事に掛かる費用が2倍となり、加えて屋根の面積も2倍となることで、平屋建ての坪単価は2階建てと比較すると高くなってしまいます。しかし窓の数は減る場合が多いので、その分 費用は下がります。

 

このように、項目ごとに費用が上がる部分と下がる部分がありますので、一概に「平屋は建築費用がかかる」とは言い切れないのが事実です。

 

コストを抑える部分や譲れないこだわりの部分など、予算の中で調整しながら、一つ一つ選べるのも注文住宅の特徴です。

 

デメリット②:光を取り込むのが難しい

平屋の場合、敷地面積が増えると、窓から離れた建物の中心部には光が届きにくくなるという欠点があります。

 

対策として、中央に中庭を設け、ロの字型・コの字型にすることで、建物の中心にも十分に光を採り込めるようになります。

 

また、天窓(トップライト)や高窓(ハイサイドサッシ)も同様の効果を得ることが可能です。

 

▼天窓

▼高窓

フェアリーホームの平屋は、これらのデメリットを払拭した上で、お家の個性に昇華させるように平屋をデザインすることが可能です。

 

デメリット③:広い敷地が必要になる

2階建てと同じ部屋数を平屋で確保したい場合、それだけ多くの土地が必要です。

 

街の景観や防災、風通しを確保するため、「敷地面積の何%まで建物を建てて良いか」が建築基準法で定められており、30坪の土地に対して30坪の建物は建てることはできません。(地域によって土地の60%だったり、50%までしか建物を建てることができません。)

 

ですので、平屋は2階建てと比較して広い土地が必要になるのです。

 

デメリット④:周囲からの目が気になる

平屋は、周囲からの目線が気になることがあります。

 

2階、3階建ての場合、高所から見下ろされる形になりますし、リビングが道路に面している場合、通行人からの目線も気になってしまうことがあります。

 

平屋を建てる前に、周囲の環境を考え、窓の位置やサイズをよく考慮する必要があるでしょう。

 

デメリット⑤:防犯上の弱点が増える

建物への出入り口や大きな窓が、全て1階部分に集中する平屋では、防犯面に気をつける必要があります。

 

敷地内に砂利や防犯カメラを設置したり、二重ガラスにするなどの対策が必要です。

 

まとめ

平屋には、「バリアフリーでお年寄りや小さな子供に優しい」「いつでも家族の存在を近くに感じられる」といった大きなメリットがあります。

 

しかし、同時に「周囲からの目が気になる」「防犯上の弱点が増える」といった、平屋ならではのデメリットもあります。デメリットをデメリットのままにしないため、平屋を作る際はプロの建築士と何度も相談を重ね、間取りや導線を設計していく必要があります。

 

フェアリーホームでは、お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、1人1人の理想の家づくりを実現しております。静岡県で平屋をご検討であれば、まずはお気軽にフェアリーホームにお問い合わせ&資料請求をしてみてください。

 

あなただけの理想の平屋をご提案させていただきます。